アンリ・クレール １９９５年 ブラニー １ｅｒ スール・ド・ダーヌ【７５０ml】


【 幻の1級畑のブラニー・赤 】
１６世紀からの長い葡萄栽培の歴史を持つ名門「アンリ・クレール」。当主アンリとベルナールが、「ピュリニー・モンラッシェ」を本拠にドメーヌを創業しました。クラシックブルゴーニュの本流を行く伝統派の良きブルゴーニュワインを造っていましたが、２００２年のベルナール引退後は、「ヴァンサン・ジラルダン」に１８年契約で「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」や「シュヴァリエ・モンラッシェ」等の優れた特級畑を貸出した為、現存するドメーヌ・アンリ・クレールのワインを見かける機会は、幻に近くなってきています。また「ブラニー」は、独立したアペラシオンでありながらも、滅多に出会うことが出来ないブルゴーニュ。著名なワイン評論家のマット・クレイマーも『どのリストでもいい、ブラニーを目にしたら是非試して欲しい』とその著書に記述するほどです。なぜならその畑は、優れたシャルドネ産地として名高い「ムルソー」村にあるから。この一級畑「スール・ド・ダーヌ」とは、ムルソー村南部に位置した畑。ムルソーに位置してはいますが、ピノノワールを作る際にはブラニーを名乗ることになります。シャルドネ栽培をすれば、難なく高値で取引がされる「ムルソー・プルミエ・クリュ」に成るにもかかわらず、あえてシャルドネを選択せずにブラニー赤としてピノノワールを栽培する生産者は本当に極めて稀です。ブラニーのテロワールにしか表現しえないピノノワールに熱心に取り組む生産者でないと造りえない、そんなこだわりの１本がこちらのブラニー・プルミエ・クリュ・「スール・ド・ダーヌ」なのです。かの世界No.1白ワイン生産者「ドメーヌ・ルフレーヴ」もかつては、ドメーヌ唯一の赤ワインとして、この「ブラニー・スー・ル・ド・ダーヌ」の名でピノノワールを造っていました。１９９５年よりシャルドネ栽培へ舵を切った為、現在はムルソーとしてリリースをする希有なアペラシオンになっています。１９９５年のブルゴーニュは、９０年、９９年と共に、９０年代の当たり年。 長期熟成向きの酸が備わった、豊潤で骨格を持つ長命ワインを造り出した年です。熟成は２８年。本作はブルゴーニュのワイン商が持っていた貴重な古酒。この《幻の1級畑のブラニー赤》は、鮮やかなルビーレッドの色調。甘いチェリーやフランボワーズ様の赤果実のアロマが広がります。バラを思わせる華やかな香りやスパイス、土のニュアンスが立ち上り、複雑な印象に。豊かな果実味と生き生きとした酸が見事に調和し、ミディアムボディの柔らかな口当たりを演出します。塩味を伴ったミネラル感が余韻まで長く続く味わい深いピノ。２８年熟成により、一層複雑味を増しているのも魅力です。品のある果実味と酸味が心地よく駆け巡ります。



他の出品ワイン、同日落札いただけたら同梱にて承ります。



日本ソムリエ協会認定＝ソムリエです。諸事情にて、長い間収集してきたワインを手放します。ユーロカーヴのワインセラーで保管してます。汚れや、キズがあるものもありますが、状態は結構よいかと思います。但し、未開栓のため中身まで確認できないので、味わいの保証はできません。年代物なので、澱がある物もあります。専用箱はありません、リサイクルの段ボールで配達させて頂きます。入金後、１～２日以内にヤマト運輸クール便にて発送します。 入札、落札後のキャンセルは、固くお断りいたします。